事例紹介- Service -

電子機器組立て
電子機器組立て作業

地域:山形県 
在籍実習生:ミャンマー 5名

株式会社コヤマ様

1.技能実習生受入れの経緯
当社は各種コネクタ、ケーブル、工業用粘着テープ、医療用具などの委託加工製品を製造する会社です。
技能実習生(当時 研修生)の受け入れは1998年 中国陜西省西安から8名を受け入れたことがスタートになります。知り合いの企業さんで研修生の受け入れを始めたと聞き、実際の受け入れ状況などをお伺いし、当社でも国際貢献の一つとして電子機器の組立て技術を学んでもらえる機会を提供したいと考え、実習生の受け入れを始めました。そして2004年から、サポートのしっかりした関東通信さんに全面的に支援をお願いしています。
実習生の選考面接はいつも現地で行っていました。そして、面接の翌日に合格者の家庭訪問を行い、お互いの信頼関係を築けたことが、実習を円滑に進め、実習生のほとんどが長期間の実習を満了できていることの大きな要因の一つと考えています。当社では、1998年~2018年の20年間は中国から受け入れ、その人数は累計で121名になります。その後、2017年からはミャンマーから受け入れており、累計で3期19名にのぼります。現在は5名が実習中です。ちなみに、当社の実習生は全員女性です。

2.技能実習生を受け入れて
実習生の皆さんは家族との絆がとても深く、自分のみならず家族の為にも頑張る姿勢が見られます。そのため、繁忙期には残業や休日出勤にも進んで協力してくれますし、技術や技能を身につけることへの意欲が高いので、日本人社員に良い刺激になっていて、社内の活性化や効率化に大きく貢献してくれています。2001年3月 に当社25周年記念社員旅行として中国を訪れた際は、「実習期間を満了して中国に帰国した実習生にぜひ逢いたい」という社員の声が多く届いたため、北京と西安のホテルで、盛大に周年記念パーティーを開催しました。多くの元実習生の皆さんが遠方から駆けつけてくださり、日本での思い出話や、帰国後に事業を立ち上げた方の成功談などで盛り上がり、思い出に残る、楽しく感動的な時間を過ごすことが出来ました。今でもお互いに連絡を取り合っています。
実習期間中は、なるべく日本の文化を体験させています。お正月は年越しそばやお賽銭の習慣を教え、初詣に連れていきます。春は野菜の作り方を教え、夏は着物姿で祭りに参加させたり、海釣りや海水浴を体験させたりしています。秋は果樹園で、冬は蔵王スキー場で楽しんでいます。そのような日本での社会経験が帰国後の人生に大きく影響していることを知ることができ、たいへん嬉しく思いました。これからも、ご縁があって当社に来てくれた実習生には技能や技術だけでなく、人としての成長に繋がる実習機会を提供できるよう心掛けていきたいと思います。

3.技能実習生の育成について
技術や技能だけでなく、日本文化、言語、コミュニケーション、多様性など、国際社会における人としての成長を促すことができるような取り組みをしていくことが大切だと思います。また、グローバル化が加速する現代においては、受入れ企業の成長戦略の一つにもなる得るものとも考え、実習生との相互理解を深め、共に成長できる環境づくりに取り組むことが大切だと思います。技術・技能面においては、当社の実習生は、実習1年目から2年目に移行するために、電子機器組立ての初級技能検定試験に合格する必要があります。また、実習3年目は随時3級の技能検定試験を受験する必要があります。検定試験は学科試験と実技試験に分かれていますが、電子機器組み立ての検定試験対策には少し苦労しています。特に、随時3級実技試験は難しく、受入れ企業の指導は不可欠なので手間と時間がかかりますが、それでも実習生の成長や今後の人生に役立てて頂きたいと強く願いながら指導しています。

4.これから技能実習生を受け入れる企業に向けて
当社は2017年からミャンマー人実習生の受け入れを行っております。コロナ禍以降、Webでの面接を行わざるを得ませんでしたが、叶うならば、現地へ赴いて面接することをお勧めします。彼らの生活や社会状況を自らの目で見ていただき、日本での実習を希望している彼らの思いの背景を感じてください。そうすることで、より目的意識が高く、また、自分の会社の風土に合っている実習生を見極めることができると思います。
最後に、ミャンマーでは2021年2月のクーデター勃発以来、実習生の来日予定を計画しにくい状況なので、一日も早く、国として安定することを願うばかりです。

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