事例紹介- Service -

石材施工
石材加工作業

地域:茨城県 
在籍実習生:中国2名、インドネシア1名

池田字彫工業有限会社様

HP事例紹介 ≪池田字彫工業有限会社≫

1.実習生受入れ経緯
当社は石の名産地である真壁町を拠点として昭和28年に創業した会社です。石の特性に合わせ、サンドブラスト彫刻機の新しい技術を活かして業界屈指の彫刻を追求しています。
関東通信事業協同組合の外国人技能実習生受入れ事業を知ったのは、筑波大学の先生からの紹介でした。2004年5月に第1期生として中国から2名を受け入れて以来、20年で計23名の実習生を受け入れてきました。実習期間を満了した実習生は皆、高い技術を身につけた技術者となり、また、日本で学んだ文化や言語を駆使し、母国でも活躍してくれていると思います。



2.実習生を受け入れて
当社はそれまでも外国人と接する機会が多かったのですが、一緒に仕事をするのは初めてでした。
墓石や字標、記念碑、モニュメントなどの石へ刻む文字や模様が多く、また、書体も非常に豊富です。楷書体、行書体、草書体、隷書体、梵字、篆書、さらに当社オリジナルの書体も2,000字以上有しています。これらの文字を3㎜の極小サイズから3,000㎜の極大サイズまで様々な形に彫っていく作業となります。1筆でも間違っていたらその石は廃材となってしまいますので、正確かつ慎重な作業が求められますが、彼らはそもそも志が高く、また、中国人実習生はもともと石の仕事をしていたこともあり、入社後6ヵ月ほど経った頃には奇麗に彫れるようになり、その習得スピードには驚かされました。そんな彼らの姿勢は、日本人社員にも刺激となり、社員全員のモチベーションと技術が高まったと感じています。
また、最初は文化や習慣の違いで誤解もありました。例えば、実習生はいつも「はい、はい」と笑顔で答えてくれますが、その「はい」は単純な受け答えのための返事で、説明した内容について「はい、分かりました」の意味ではない場合もありました。そのため、彼らの文化や習慣を尊重し、言葉遣いに留意して指導するなど、異文化コミュニケーションもはかられているように思います。

3.技能実習生の育成について
2020年に蔓延したコロナの影響により、中国人の受入れが難しくなり、2023年からインドネシア人の受け入れを始めました。インドネシア人は中国人と違って、漢字をまったく知らない状態で来日します。日本語は良く勉強してきましたが、書体が変わると分からなくなるようです。そこで活躍してくれるのが、先輩の中国人実習生です。彼らはたいへんよく指導してくれています。インドネシア人実習生が石に字を彫れるようになるまで1年以上かかるかも知れませんが、それでも先輩の中国人実習生は根気強く丁寧に指導してくれています。技能を受け継ぎそれを伝承する文化が成立しています。技術や技能だけでなく、このような文化を学ぶことも実習の大きな目的であると思いますし、会社としても非常に助かっています。

4.これから技能実習生を受け入れる企業に向けて
近年、少子化など、様々な理由からお墓を持たないケースが増えました。墓石の代わりに樹木葬や海や山などに散骨する自然葬も注目されるようにもなりました。その影響を受けて廃業する同業者がいる一方で、石の自然美を追求されるお客様も増えています。同業他社のA社様では石の質感や模様、自然美を活かしてオンリーワンのデザインを加えた価値をお墓だけでなく、建築や庭園、住宅など幅広い分野に提案し、さらにはECモール(WEB販売)などにも出店して売上を伸ばしていますが、同社では、これら技術と価値を世界に拡げようと、関東通信事業協同組合を介して、今まさに技能実習生の受入れを始めようとしています。関東通信事業協同組合のきめ細かいフォローがあれば、初めて実習生を採用する会社も安心して迎え入れることができると思います。
当社には日本人社員に加えて中国人とインドネシア人の実習生がいて多様性に満ちており、その多様性を強みとして、当社独自の字彫技術を掲げて邁進することができていますし、一人でも多くの実習生に高い技術を学んで活躍してもらい、また、日本との架け橋にもなってもらいたいと思いますので、これからも外国人実習生の受入れを続けていきたいと思います。
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